利益
7+歳売上などから、その計算に含める費用を引いた残り。受け取った金額そのものとは区別します。
まず知っておきたいこと
利益は、売上などから費用を引いて考える残りです。どの期間の、どの費用まで含めるかを明確にします。材料だけを引く場合と、家賃、手数料なども引く場合では結果が違うことがあります。給与の手取りや、家庭で使わず残した額も、そのまま事業の利益と同じ分類にはしません。受取があっても、借入、自分の別口座からの移動、預り金などは売上とは限らないので、理由を確認します。子どもには、実際に販売しなくても、紙の模擬店の例で売上、費用と残りを分けて示せます。事業の成否と本人の価値を結びつけないことも大切です。
例文
「架空の売上1,000円、材料などの費用200円だけなら、差は800円の利益だね。」
親子で考えたい理由
収入の数字だけを見ると、材料や準備に必要だった額を見落とす場合があります。費用と残りを一緒に考えると、価格、数量と作業の範囲を話せます。ただし費用を下げれば必ずよいということではなく、衛生、安全、品質と適切な条件を守る必要があります。安い材料や無理な長時間の作業で利益を増やすことを子どもに求めません。また、同じ費用でも一度買って何回も使う道具と、売った分だけ使う材料は扱いが異なる場合があります。すべてを一度に詳しく覚えなくても、計算に何を含めたかを説明する練習ができます。利益が出ない一回の活動だけで、その事業全体がすぐなくなるとは限りません。事業の目的、資金と期間によって状況が違います。家庭の学びでは、一定の収益や将来の職業能力を保証する結果として見せず、何がわかったかを振り返りましょう。
家庭で伝えるヒント
架空の飲み物を10杯、1杯100円で売った設定にします。売上は1,000円です。材料と容器の費用を合計200円と置くなら、その費用だけを引いた利益は800円。別に場所の費用100円を含めるなら700円になります。表に売上、費用の項目、費用合計、利益を書き、何を引いたかを本人と確かめます。売上1,000円に対し利益800円の設定なら、利益率は800÷1,000=80%です。これは実在の飲食店の平均と比べる値ではなく、単純化した計算です。準備に4時間かかった場合、800円を4で割ると時間当たり200円の比較はできますが、無報酬の自分の時間をそのまま実際に支払った会計費用にするわけではありません。法定賃金や就労の条件をこの模擬例で判断しないようにします。実際の活動は、契約、許可、税と安全を大人が管理し、KidCashの家庭の記録と必要な事業記録は分けて確認します。
誤解しやすいこと
- 売上と利益は同じではありません。費用を引く前の受取額と、その範囲で残る額を分けます。自分の口座から移しただけの資金や借入も、自動的に売上や利益になるわけではありません。
- 大きな事業が必ず多い利益を出すとは限りません。売上、費用、期間と計算方法を具体的に比較します。特定の会社の過去の例だけで、今の業績やすべての事業の仕組みを決めつけないようにします。
- 利益という数字だけで、活動がよい、悪いと決まるわけではありません。安全、法令、働く人と相手への責任も関わります。利益があればすべて問題ない、利益がなければ直ちに活動の価値がないという説明はしません。
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